コパ・アメリカ2019日本代表の選手採点
【 GK 】
川島:ウルグアイ戦、エクアドル戦に出場。
ウルグアイ戦では好セーブを見せるなど安定。
エクアドル戦では自作自演のピンチを招く。
まだまだできるところアピールしたが、
年齢を考えたら違う選手にでてきてほしい。
大迫:チリ戦ではスタメン出場し、4失点。
大活躍を期待した分、悔しい結果となった。
サンフレッチェ広島でリベンジするしかない。
小島:試合に出場できず。
まずは大分トリニータでスタメン奪取したい。
【 DF 】
冨安:3試合フル出場。
鋭い読み、カバーリング、1対1どれもよい。
それでも3試合7失点は悔しい結果となった。
アジアカップ以降順調に成長をしているので、
吉田よりもDFリーダーとして期待している。
植田:3試合フル出場。
強さ、高さが武器な選手だが少し競り負ける場面も。
吉田、昌子をおしのけるインパクトは残せなかった。
フル代表なら4番手かな?
A代表に招集されるよう引き続きアピールしていきたい。
杉岡:左サイドバックで3試合フル出場。
もともとセンターバックの選手。
湘南ベルマーレの曺監督の指導もあり走力もある。
課題は攻撃面。クロスの質をあげていきたい。
長友のバックアップとして期待。
岩田:ウルグアイ戦、エクアドル戦に出場。
得意の攻撃参加も少なく、アピールできたとは言い難い。
やや精彩に欠けた印象がのこった。
原:チリ戦で右サイドバックで出場。
サンチェスやビダルとのマッチアップは苦労した。
よい経験になったはず。今後に期待。
立田:ウルグアイ戦に途中出場のみ。
出番は少なかったが191cmの長身は武器。
清水で経験を積んでアピールしたい。
菅:出場なし。
フォーメーションの兼ね合いもあり不出場。
攻撃力はある選手。今後のリベンジに期待したい。
板倉:ウルグアイ戦、エクアドル戦に出場。
DFでなく、ボランチとして出場した。
久しぶりの試合のためかミスはおおかった。
高さで競り、セカンドボールに反応するなど
良い経験は積めたのではないだろうか?
186cm大型ボランチとして今後に期待したい。
【 MF 】
柴崎:3試合フル出場。
試合勘がもどってきたのか精力的なプレー。
パスをちらし、周りのカバーなど運動量もあった。
移籍をするための良いアピールになったでは。
攻撃面でゴールに近づく怖さがほしい。
中山:チリ戦にボランチとして出場。
パス、トラップなどでミスがおおかった。
悔しさばかりが残るコパ・アメリカだった。
試合にでて東京五輪代表として再度アピールしたい。
渡辺:出場なし。
唯一のJ2の東京ヴェルディから選出される。
直前の負傷によるコンディション不良で出場なし。
選手層があついポジションだが見てみたい選手だ。
伊藤:出場なし。
選手層があついポジション。
ドリブル突破以外の武器もほしいところだ。
中島:3試合出場。
ドリブルやシュートで日本の攻撃を演出。
ただロストボールがおおく、シュート精度もイマイチ。
守備面でも狙われたのは日本代表全体の課題だ。
三好:3試合出場。
ウルグアイ戦の2ゴールで大きくアピール。
今大会1番アピールに成功した日本代表の選手だ。
今後A代表にも呼ぶべき選手。
堂安とポジション争いしてほしい。
松本:出場なし。
同じタイプの柴崎がいて試合出れなかったのではない。
練習で川島と対峙した時に、
『うわっ入る気しねえな』
と川島の迫力を話していた。
情けない!
川島ごとき相手に迫力負けするな!!
サンフレッチェで鍛えなおしだ!!
安部:3試合出場。
これといったインパクトは残せず。
ドリブルにしろ、シュートにしろよいものはある。
鹿島でスタメン奪取して再アピールしたい。
久保:3試合出場。
キレのあるドリブル、スルーパスでチャンスを演出。
ゴールこそならなかったが可能性は感じた。
南野や堂安もうかうかしてられない。
厳しいだろうがレアルでの活躍に期待したい。
【 FW 】
前田:チリ戦、エクアドル戦に出場
チリ戦は右サイドハーフで出場。
エクアドル戦に途中出場。
自慢のスピードもアピールもシュート精度が低い。
岡崎を教材に今後の成長に期待したい。
岡崎:3試合出場。
若い選手の生きる教材として積極的にプレー。
ゴールはなかったが勉強になった若手は多いはず。
まだまだプレーできることをアピールできた。
上田:3試合出場。
とにかくはずした。
その反面、動き出しやパスを引き出すことができた。
シュート精度さえ高くなれば光るものはある。
監督
森保監督:限られた選手の中でよくやった。
ただ、攻撃面ではあいかわらずビジョンが見えない。
個人技と個人同士のひらめきでしか攻撃できていない。
川島、植田、柴崎、中島、岡崎の同時起用も疑問。
オーバーエイジは3人までなのだが・・・。
東京オリンピックどうするのだろうか。
ビジョンとしてはまだ見えない。
コパ・アメリカの収穫と課題
日本代表の収穫としては
- ボランチ柴崎の復調
- 三好、久保という新戦力としてA代表で使えそう
- 杉岡も長友のバックアップとしては計算できそう
- チリ戦から守備面で修正できた点
- コパ・アメリカという真剣勝負に参加できた
柴崎の復調は大きい。
今回ボランチの中山、板倉のできがイマイチだったので、
オーバーエイジとしての招集も考えられる。
三好、久保の活躍は東京オリンピックだけでなく、
A代表にもよい刺激になりそうだ。
杉岡も可能性を感じることができた。
チームの選手層を底上げができた点ではよかった。
大敗したチリ戦から中2日で修正できた守備面も収穫だ。
ウルグアイ戦からプレスのかけ方がよくなった。
コパ・アメリカは親善試合とは違う真剣勝負。
そのなかで修正しながら戦えたのは収穫。
課題面は、
- フィニッシュの精度が低い。
- 勝ち切ることができなかった。
- 今後の強化試合のありかた。
上田をはじめ、ことごとく決定機をはずしていた。
チャンスはあったのに枠外というシーンは多かった。
決定力不足はいまにいわれたわけではない。
ただ、川島に迫力負けする程度で決めれるわけがない。
シュート精度を高めるに数多くのシュートをうつしかない。
川島がまだスタメンにでる程度の日本GKも問題。
いいかげん世代交代が必要なんだがね。
ウルグアイ戦もエクアドル戦もリードしながら引き分けにおわった。
まだ勝ち切ることができないという意味だ。
そもそもコパ・アメリカはぶっつけ本番だった。
これが少しでも準備したうえで戦えたら・・・
結果は違ったのかもしれない。
チームももっと成長できたのかもしれない。
強化試合のあり方についても考えないといけない。
格下ばかりの国を日本国内で試合をしている現状。
東京オリンピック代表の強化試合とは?
日本代表の強化試合とは?
コパ・アメリカを経験したいまこそもう一度考える必要がある。
コパ・アメリカの経験がよい経験になるのかどうか。
選手、監督だけでなく、サッカー協会も含めて
今後のどう取り組みか次第だと思う。
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