【選手採点&戦評】EAFF E-1サッカー選手権2019中国戦

今日は出かけており、
帰宅が遅れた。
そのため前半途中からテレビ観戦。

さて今回は
EAFF E-1サッカー選手権
東アジアサッカー連盟EAFFの主催大会。

旧大会名は、
東アジアサッカー選手権、
EAFF東アジアカップ。
大会の前身は、
1990年~98年のダイナスティカップ。

2003年に第1回大会を日本で開催、
以後2年ごとに開催されている。
開催は日本、韓国、中国3か国持ち回り。
今回は韓国大会である。

決勝リーグは、
シード国の日本、韓国、中国。
予選を勝ち上がった香港
計4か国による総当たり戦。

E-1サッカー選手権は、
国際Aマッチデーとは別日程で開催。
そのため海外組招集ができない。

日本だけでなく、
他の国もベストメンバーを組めない。

トラ
国内組に期待したい!

今日は初戦の中国戦。

課題はでたが、新戦力も台頭。
まずまずの試合内容だ。

試合を振りかえろう。

中国について

正式名称は中華人民共和国。
人口約14億人にいる大国である。

中華マネーで海外人気選手をよぶなど、
中国プロサッカーも盛り上がり中だ。

11月28日時点でFIFAランキング75位。
日本のFIFAランキングは28位。
日本より格下だ。

中国は11月のワールドカップ予選で、
フィリピンとは0-0で引き分け
シリアに1-2で敗戦。
と苦戦した。

その結果名将リッピが中国代表監督辞任。
後任はまだ決まっていない。
今回リーティエが暫定で指揮をとる。

今回国内の主力を招集していない。
そのためBチームだといえる。

中国と日本は過去26回対戦しており、
日本の12勝7分7敗

試合結果日本2-0中国

29分:日本・鈴木武蔵
70分:日本・三浦
90分:中国・ドン シュエシェン

中国戦フォーメーション

中国のフォーメーションは3-4-2-1
日本のフォーメーションは3-4-2-1

20191210中国戦フォーメーション

いつもの4-2-3-1でなく、
A代表でははじめての3バック。

選手交代は、
・72分に鈴木に代えて田川
・84分に橋岡に代えて相馬

日本代表初出場組は4人。
森島、橋岡、遠藤、田川

中国戦の試合展開

前半17分:左サイドFKを獲得した日本。
キッカーは井手口
右足で速いクロスを送る。
三浦があわせたボールがファーサイドに。
畠中が飛び込んで右足で合わせるも
ポストにあたりゴールならず。

前半25分:中国フォンジンがロングパスを受ける。
左サイドから速いクロスを入れる。
佐々木が素早くカバーしてブロックする

前半29分:左サイド佐々木が縦パス。
上田がDFをひきつけてヒールパス。
抜け出してきたのは森島
森島は左足で弾道の低い高速クロス、
飛び込んだ鈴木が直接合わせてゴール!

日本先制!
日本1-0中国

前半31分:ロングボールに橋岡が対応。
ジャンジーポンは足を大きく振り上げて
橋岡の首元を削るカンフーキック!
レッドカードでなくイエローカード。
カンフーサッカー・・・

前半37分:中盤で橋本から森島へパス。
あがってきた遠藤へスルーパスを出す。
遠藤はペナルティエリア左に進入、
するどい切り返しで鈴木へパス。
鈴木はシュートもDFブロックにあう。

前半終了!
日本1-0中国

後半8分:ペナルティエリア右へこぼれたボール。
中国右サイドバックミンティアンが反応。
弾丸シュートはポストでゴールならず。

後半25分:後半劣勢だった日本がCKを獲得。
キッカーは井手口
クロスを蹴り込むと三浦がヘディング!

追加点!
日本2-0中国

後半28分:左サイドの敵陣中央から遠藤上田へパス。
上田は再び遠藤へパス。
遠藤はペナルティエリア左の田川にスルーパス。
田川はクイックターンでゴールに向く。
しかし中国DFによってシュートうてず。

後半45分:中国ジンジンダオがアーリークロス。
フリーで抜け出したドンシュエシェンがヘディング。
中村が反応するもゴール。

日本2-1中国

試合終了。
日本2-1中国

苦戦しつつも勝利!

中国戦選手採点&寸評

※採点10点満点。平均は6点。0.5点刻みで採点
セルジオ越前(トラ)の独断偏見による採点

GK 中村:6.0
最後の失点は悔しいだろう。
ちょっと防ぎようがなかった。
安定感をみせていた

DF 畠中:5.0
前半のカバーリングはよかった。
最後の失点シーンで0.5減点。
攻撃の起点としてもいまいち。

DF 三浦:6.0
うれしい代表初ゴール。
1対1での競り合い、強さも発揮。
3バック中央でディフェンスライン統率よかった。
ただ最後の失点シーンはいただけない。

DF 佐々木:5.0
1対1や高さで強さをみせるも、
攻撃の起点にはなれず。
キャプテンマークをまいて奮闘するも
すこしバタバタしていた印象。
完封で試合を終えたかった。

MF 橋岡:5.5(84分OUT)
カンフーサッカーの被害に・・・。
大きなケガしなくてよかった
守備の対応はまずまずも攻撃面で課題。
交代時に本人も苦笑いをみせていたが、
代表初出場で緊張したか?

MF 橋本:5.5
中国に攻撃スペースをあたえなかった。
後半はロングボール攻撃の対応でバタバタ。
セカンドボールへの反応が少なくなった。

MF 井手口:5.5
要所でのパスやクロスで魅せた。
後半は中国の流れにのまれた感がある。
チームの流れをもう少し変えたかった。

MF 遠藤:6.0
スピードで何度も左サイドを突破。
森島上田と連携もよし。
日本のリズムをつくった。
これからの活躍が期待できそうな選手。

MF 森島:6.5
MAN OF THE MATCH
テクニシャンぶりを発揮。
遠藤上田鈴木をいかしていた
ゴールを意識したプレー姿勢がよい!
今日は森島中心の日本代表だった。

MF 鈴木武蔵:5.5(72分OUT)
うれしい代表初ゴール。
ワンタッチで決めたのがよい。
おそらく本人は納得していない。
もっとポジショニングを意識したい。

FW 上田:5.5
相手DFをひきつけて森島へのヒールパスは見事。
ポストプレーとしては及第点。
ゴールがほしかったところだ。

MF 田川:5.5(72分IN)
鋭いターンを見せて前へ向く。
その姿勢はよし。
ただ他では見せ場なかった。
もっと長い時間みたい選手。

MF 相馬:出場時間短いため採点なし(84分IN)
ボールに絡むには時間が短かった。

監督 森保:6.0
短い準備期間なのに3バックを採用。
そして勝利できたのは収穫。
最後の失点シーンやロングボール対応は課題。

おまけ解説 稲本や闘莉王:4.0
言いたいことを素直に言えていない。
歯切れが悪い。
もっと感情だしてもよいよw


中国戦評

わるかった点

  • ロングボール対応で後手
  • 3バックが攻撃の起点になっていない。

後半の中国はロングボールで攻勢。
背の低い井手口などは対応に苦慮。
なんどか危ない場面もあった。

背の高いボランチがいれば対応も違っていたかも。

何度かしのいたが最後で失点。
相手はフリーであった。
失点シーンは3バックの反応が悪かった。

また3バックは攻撃の起点、
この試合で攻撃の起点としては寂しい。
機能したとはいえない。

よかった点

  • 3バック採用したこと
  • 森島、遠藤など新戦力台頭
  • GK中村の代表復帰

E-1サッカー選手権は優勝したい。
いくら中国相手とはいえ、初戦である。

よく3バックを採用したよ。
準備期間が短かったのに。
これから解消すべき課題もでたが
試合で試せた意味合いは大きい。

そして森島や遠藤などの活躍、
中村の代表復帰はうれしい。

海外組だけじゃない!

韓国、香港相手にもがんばって、
国内組の意地をみせてほしいね。