今回のエルサルバドル戦。
6月5日のトリニダード・トバゴ戦に比べると
収穫のあった試合だった。
エルサルバドルはFIFAランキング71位。
26位の日本より格下である。
それを差し引いてもよかったと思う。
どのような試合だったか振り返ってみたい。
試合結果日本2-0エルサルバドル
19分:日本・永井
41分:日本・永井
エルサルバドル戦の日本フォーメーション
スタメンフォーメーション
トリニダード・トバゴ戦に続いて
日本のフォーメーションは3-4-2-1。
1トップに追加招集の永井を起用。
左ウイングバックに伊東。
右ウイングバックに原口。
スピードをいかした攻撃的布陣。
59分以降のフォーメーション
選手交代とともに4-2-3-1に変更。
システムを試合途中で変更した理由は、
永井の負傷交代の影響なのか?
森保監督の意図したものなのか?
どちらかはわからない。
久保がプレーしやすいための配慮?
個人的には試合終了まで3-4-2-1でよかった。
3バックの選手適性が見れたとは思う。
エルサルバドル戦の選手採点&寸評
※採点は10点満点。6点が平均。0.5点刻みで採点
セルジオ越前(トラ)の独断と偏見による採点
GK シュミットダニエル:6.0
仙台での試合だから起用された?
それとも日本代表の正GKに格上げ?
どちらにしろ出番はあまりなかった。
DF 冨安:6.5
永井の1点目をアシスト。
トリニダード・トバゴ戦よりも攻撃参加した。
高いポジショニングで効果的な縦パス。
守備も安定していた。
DF 昌子:6.0
最終ラインから声をだしてチームを鼓舞。
ラインコントロールもよかった。
チームの完封勝ちに貢献。
DF 畠中:6.0(59分OUT)
トリニダード・トバゴ戦より前を意識。
高いポジショニングで縦パスをだしていた。
少しずつ代表の雰囲気にもなれてきたかな。
永井の2点目の起点となったパスも見事。
もっと長い時間プレーを見たかった。
MF 伊東:6.5(59分OUT)
慣れない右ウイングバックとしてスタメン。
自慢のスピードで相手を圧倒。
攻守に奮闘して十分にアピールできた。
MF 原口:5.5(67分OUT)
41分には永井のアシストをしたとはいえ、
前半5分の決定機にシュート枠外はダメ。
豊富な運動量以外にもアピールしていきたいところ。
MF 小林:6.0(80分OUT)
橋本と連携して相手の攻撃をカット。
前を意識してパスを供給。
チームに攻守のリズムをもたらした。
ただ柴崎とあまり違いはなかった。
MF 橋本:6.0
セカンドボールをひろって味方につなぐ。
攻守においてチームを幅広くフォロー。
カバーリングが光った。
MF 堂安:5.5
永井や伊東と連動して前からプレス。
相手にプレッシャーをかけていた。
攻撃はチャンスを生み出せなかった。
またも試合途中から存在感が消えた。
MF 南野:5.5(67分OUT)
永井の近くでプレーすることを意識。
堂安と連動してゴールに迫るも決めれず。
シュートをうつまでは相変わらずよい。
決定力を高めたい。
FW 永井:7.5(59分OUT)
この試合のMVP
スピードを生かして裏への飛び出し。
前からのプレスなどよかった。
1点目の切り返しは見事!!
負傷交代が心配である。
せっかく2ゴールも久保デビューに隠れた。
その点も不運ではある。
DF 室屋:6.0(59分IN)
高めにポジションをとり、チャンスメイク。
久保とともに右サイドを切り崩していた。
DF 山中:5.0(59分IN)
クリアミスなど守備面が不安。
右サイドからの攻撃が多かったため、
攻撃でも存在をアピールすることできず。
FW 大迫:5.5(59分IN)
決定的シーンは迎えるもゴールを決めれず。
ポストプレーはあいかわらず安定している。
ゴールをきめたい。
MF 久保:6.5(67分IN)
注目の代表デビュー。
2人をかわしてのシュートは見事。
落ち着いて周りへパス供給もしていた。
落ち着きとプレーの質の高さを魅せた。
これからも期待したい。
MF 中島:5.5(67分IN)
試合終了間際の裏への飛び出しはあったが、
いつもの存在感はなし。
久保とプレー的に共存ができるのだろうか?
今後に注目だ。
MF 柴崎:採点なし(80分IN)
冷静にパスをちらしていた。
チームに落ち着きをあたえた。
監督 森保:6.0
トリニダード・トバゴ戦に続いて3-4-2-1。
伊東、原口起用で攻撃に厚みがでた。
1トップに追加招集の永井を起用。
テストという点と課題修正した点は評価。
GK大迫敬介や中山を起用しなかった点はマイナス。
コパ・アメリカ前に久保同様に試してほしかった。
エルサルバドル戦戦評
わるかった点
- GK大迫敬介や中山を起用しなかった点
- 岡崎、川島も出番なしでコパ・アメリカ?
- 久保、中島は共存できるのか?
キリンチャレンジカップに招集された選手は27名。
2試合ともでていない選手がおおすぎる。
最初から27名もよぶ必要はあったのだろうか?
コパ・アメリカのGKが試合にでていないのは不安。
また久保と中島の連携があまり見れなかったのも不安な点。
今後一緒にプレーする時間が長くなれば解消されるだろう。
逆に言えば、もっとプレーする時間を長くしてほしかった。
よかった点
- 3-4-2-1を修正した点
- 久保代表デビュー
- 永井2ゴール
トリニダード・トバゴ戦で課題だった攻撃面。
伊東、原口、永井とスピードのある選手起用。
畠中、冨安の高いポジショニングでの縦パス。
全体的に修正がされていた。
代表デビューの久保のプレーはたしかによかった。
久保の良さを引き出したのは普段から一緒にプレーしているFC東京の橋本や室屋。
彼ら以外の選手だったら久保はどのようなプレーするのか?
それが今後の久保の課題のひとつでもある。
久保以上によかったのは永井だ。
永井の武器はスピード。
相手の背後をとる裏への飛び出し。
守備時にはスピードを生かしたプレス。
相手にとって脅威となる。
ポストプレーが得意な大迫と違った1トップ。
森保ジャパンの攻撃のオプションが増えた。
その点では収穫があった試合だった。
その他の感想として、
極端に右サイドから攻めるなど、
久保にゴールを決めさせたい。
というのが伝わった試合でもあったw
そんななかで自分で獲得したフリーキックを
自分で蹴った中島の自己主張は評価したいw
次はコパ・アメリカ。
キリンチャレンジカップで十分な準備ができたとは思わない。
それでも新しい代表選手として久保をはじめ若手には頑張ってほしい。
ワクワクさせるような試合を期待しているよ。