日本代表は決勝トーナメント進出を
決めたけど、手放しでは喜べないね。
セルジオ越前(トラ)です、こんにちは。
ポーランド戦について戦評と採点です。
ポーランド対日本試合結果
ポーランド1-0日本
後半14分:ポーランド、ヤン ベドナレク
試合経過
気温36℃湿度24%という猛暑のなか試合開始。
日本、ポーランドともに前線からのプレスを
せずにブロックで守備をかためる戦術をとる。
最初にチャンスを迎えたのはポーランド
前半5分、柴崎がゴラルスキにボールを奪われ、
レバンドフスキが右サイドへ展開。ボールを再度、
レバンドフスキが受けようとしたが、戻ってきた
柴崎がなんとかクリア。
前半12分、今度は日本がカウンター攻撃!
ベドナレクからバックパスを武藤がカットし、
オーバーラップしてきた長友へスルーパス。
長友はダイレクトで低いクロスをゴール前へ上げ、
ニアに飛び込んだ岡崎が得意のダイビングヘッド!
残念ながらボールは枠をとらえられなかった。
前半32分、クルザワがドリブルで中央突破。
右サイドをあがってきたベレシンスキへ展開し、
ペナルティエリア右から中央へクロスをがあげる。
そのクロスをグロシツキがあわせてヘディングを
放つも、GK川島がゴールライン上のぎりぎりで、
右手一本ではじいて失点を防いだ。
その後、お互いにカウンター仕掛けるも
決め手に欠いてそのまま前半は0-0で終了。
後半開始直後に日本にアクシデント発生。
岡崎が怪我をし、大迫と交代。
日本はゲームプランが崩れた影響からか、
徐々は中盤が間延びし始めていた。そこを
ポーランドは見逃さずに攻勢にでる。
後半14分ポーランドは山口のファウルを誘ってゴール
前左でFKを獲得。キッカークルザワが左足で正確な
キックを前線でフリーになっていたベドナレクのもと
へ供給する。
ベドナレクは右足で合わせてポーランド先制!
追いつきたい日本は乾を投入するも攻撃の形を
なかなか作れない。
後半30分過ぎ、他スタジアムで同時刻に試合
していたセネガルとコロンビアの試合で
コロンビア先制の情報が日本ベンチに入る。
コロンビアが1-0勝利の場合、得失点差でセネガルと
日本は並ぶが、イエローカードとレッドカードの枚数
による反則ポイントで日本はセネガルを上回り、
日本の決勝トーナメント進出が決まる
日本は長谷部を投入し、守備の安定とチームを
落ち着かせることを図る。
ゆっくりとしたボール回しを始めた日本に対して、
ポーランドも無理せず、そのまま試合終了。
日本は0-1で負けたが、コロンビアがセネガルに1-0で
勝利したため、日本の決勝トーナメント進出が決めた。
ハイライト動画
日本フォーメーション
セネガル戦からスタメンを6人入れ替え
試合スタート時は4-4-2
長谷部投入時に4-1-2-2-1にシステム変更
セネガル戦選手採点&寸評
※採点は10点満点。6点が平均。0.5点刻みで採点
あくまでもセルジオ越前の独断と偏見による採点
GK 川島:6.5
32分グロシツキのヘディングをよく防いだ。
59分の失点はフリーのため防ぎようがない。
過去2戦に比べてピンチをよく抑えていた。
DF 酒井宏:7.0
日本代表の中ではこの試合のMVP
20分はナイスクリア!クリアしていなければ確実に
決められていた。あの場面でゴールを決められていた
ならばもっと大差で負けていてもおかしくない。
その後もピンチを防ぐなど守備は安定していた。
得点には結びつかなかったが効果的なオーバーラップ
やクロスにも期待できた。
DF 吉田:5.0
相変わらずセットプレー時にマークがずれて
失点しまう。セットプレー時の指示や吉田自身の
マークが課題。それ以外の場面でも連戦の疲れか、
暑さのためか、動きが重く感じた。過去2戦に
比べて物足りなかった。
DF 槙野:5.5
レバンドフスキへの対応はまずまずできた。
58分にはCKのこぼれ球をオーバーヘッドする
など槙野らしいプレーもできていた。
失点となったフリーキックでは相手に体をよせる
などしてほしかった。
個人としては2枚目イエローカードで退場して
戦犯とかにならなくてよかったw
DF 長友:5.5
試合開始直後によいフィードを見せた。
タイミングのよいオーバーラップはは効果的なの
だが、クロスの精度が低い。背の高い相手に高い
クロスより低くて早いクロスをあげてほしいね。
何回も同じ事をいってしまうけどw
MF 山口:5.0
レバンドフスキへのパスを何回かカットし、
仕事をさせなかった点はよい。
前半はよくセカンドボールもひろっていた。
ただパスミスも多く、柴崎の負担を増やした。
失点のきっかけとなるファウルもいただけない。
MF 柴崎:5.5
スタメンが多く変わったためか、周りとの
呼吸が合わず過去2戦に比べてパスミスが目立った。
ミスにより何回かカウンターでうけてしまったのが
マイナス点。守備面では以前より成長しているね。
MF 酒井高徳:5.0
サイドだけでなく、中央へ切り込んだりしていたが、
相手に脅威を与えるには程遠い。酒井宏と動きが
重なる場面もあった4-4-2の右MFとしては不十分。
というか不慣れな右MFでなぜ起用した??
MF 宇佐美:4.0
積極的なドリブル仕掛けをみせたが、キレがなく
簡単にポーランドDF陣に止められていた。
角度がないところでシュート打つより低いクロスの
選択肢はなかったのか?期待ができない攻撃だった。
乾に比べて攻撃面だけでなく守備面や運動量で劣る。
もっと走らないとダメ。
FW 武藤:5.0
動きが遅いポーランドDF相手に積極的に飛び出し
をしていたが、シュートまでうてない場面が目立った
トラップせずにダイレクトプレーを増やすなどして
工夫がほしかった。気合が空回り??
FW 岡崎:5.5
飛び出しやダイビングヘッドでゴールを狙うが不発。
もっと周りにパスを要求してもよかった。
献身的な動きは相変わらず。ケガの具合が心配。
【途中出場】
MF 大迫:5.5(47分香川と交代)
1トップでなく2トップとしてだったためか、
低い位置でしかボールがもらえなかった。
チャンスメイクはしていたが・・・
もっと前で仕事をしたかった。
MF 乾:5.5(65分と宇佐美と交代)
同点に追いつくため切り札として投入。
効果的なパスがもらえずイライラしていた。
いつもよりバタバタとしたプレーに見えた。
MF 長谷部:5.5(82分乾と交代)
西野監督の指示通り、ボランチや最終ラインの位置
から露骨すぎる時間稼ぎwww
チームに落ち着きを与えることに成功した。
戦評まとめ
なぜ、スタメンとフォーメーション変更?
西野監督は決勝トーナメント進出を考えて
イエローカード1枚の乾や長谷部だけでなく、
原口、大迫、香川、昌子を温存した。
コロンビア、セネガルとスタメン固定だったので
コンディションの問題があったのかもしれない。
そして問題は4-4-2のフォーメーション
右MFに慣れていない酒井高を起用したのが謎。
致命傷にならなくてよかったよ。
4-2-3-1のフォーメーションならまだ右MFとして
酒井高を起用してよかったと思う。
全体のバランスを考えるなら4-2-3-1のほうよかった
ポーランドは普通にやって勝てる相手ではない。
日本より格上のチームなんだ。
それなのに自力で勝ちに行くスタメンと
フォーメーションではないよね。
最初からセネガルとコロンビアの試合次第の
運頼みだったんじゃないかなと思ってしまうよ
暑さのせいもあるけど、全体的に動きが重いの
も気になった。
西野監督のスタメンとフォーメーション
変更は、完全に失敗だよ
決勝トーナメント進出は運頼み?
試合に負けて勝負に勝った
というけど、たまたま運が良かっただけ。
確かに日本が攻勢にでたらポーランドは
カウンターでゴールを狙っただろう。
でも、コロンビアが2-0でセネガルに勝っている
ならまだしも残り10分から1点差。
もしセネガルがコロンビアに追いついたら
どうしていたんだろうね。
難しい判断だったと思うけど、
西野監督は大ギャンブラーだねw
今回は本当に運がよかったよw
せっかく自力でコロンビアに勝って
セネガルと引き分けての勝ち点4
最後で運任せにしたのは残念だった。
決勝トーナメント進出したとはいえ、
チームの勢いがなくなる。
決勝トーナメントに進出したからには
ポーランド戦で泥臭くサッカーして
勝とうとしていたのは酒井宏、長友、岡崎
ぐらいじゃないかな?
宇佐美なんてあんな運動量が少ないなんて
よくわからないよ。
原点にもどり走るサッカーをしてほしい。
対戦相手もベルギーに決まった。
波乱を起こすためにも走り倒して、
ベルギーを倒してもう1度勢いにのってほしいね
頑張れ、日本!
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