【選手採点&戦評】ワールドカップ2022アジア2次予選ミャンマー戦

ついに始まったカタールワールドカップ2022のアジア2次予選。
初戦はアウェーでミャンマー戦。

ミャンマーはFIFAランキング135位。
日本FIFAランキング33位よりだいぶ格下。
格下相手に何点差をつけて勝つのか。

テレビの試合中継で気になったのは、

トラ
雨どしゃ降りやんけ!!

さらに芝はボコボコ。
ピッチ状態はよくない。

アウェーで悪条件。

嫌な予感がする。
日本代表はどんな戦いをしたのか。
試合を振り返ってみたい。

試合結果日本2-0ミャンマー

16分:日本・中島
26分:日本・南野

ミャンマー戦の日本フォーメーション

ミャンマーのフォーメーションは4-2-3-1
日本のフォーメーションは4-2-3-1

日本のスタメンはこちら

パラグアイ戦と同じスタメン。
ベストメンバーだといえるだろう。

後半は選手交代でフォーメーション変更

65分に堂安に代えて伊東
75分に南野に代えて鈴木武蔵
80分に中島に代えて久保

久保投入時に伊東は左サイドにまわった

ミャンマー戦の試合経過

ミャンマーはアジア2次予選の2戦目。
初戦モンゴルに敗れて勝ち点なし。
大観衆となったホームスタジアムで番狂わせを狙う。

日本はアウェーでの2次予選の初戦。
悪条件のなかでも強さを発揮できるか。

前半から攻守に圧倒する日本。
ただ雨の影響でボール回しに精彩が欠ける。

前半16分:冨安からのパスを受けた左サイドの中島
ドリブルでペナルティエリア手前左に切り込みから右足でシュート。
ミャンマーGKの頭上を越えてゴール!日本先制!
日本1-0ミャンマー

前半26分:大迫がボールを落として堂安
堂安がペナルティエリア中央から左足でシュート。
ミャンマーGKがはじいたボールが再び堂安
堂安
はゴール前へクロスをあげる。
ミャンマーDFの背後をとった南野がヘディング。
日本2-0ミャンマー

その後も日本が一方的に攻めるも追加点あげれない。
ミャンマーはシュート0

日本2-0ミャンマー
前半終了

雨も弱くなった後半。
前半に続いて日本がボールを支配する。
ただ枠内にシュートがいかない。

後半9分:ミャンマーが反撃。
日本陣深くからのFK。
FKから意表の横パスでアウントウー強烈なシュート。
これは権田が正面でパンチングして防ぐ。

後半19分:中島がペナルティエリア手前左からクロス。
大迫が落とし柴崎が右足ボレーシュート!
クロスバー直撃。
その後も立て続けに日本がシュートをうつが、
ミャンマーの守備でゴールを奪えない。

後半26分:吉田がセンターサークル手前から狙う。
ディフェンスライン裏へ正確なロングフィード。
スピードをあげた伊東がペナルティエリア内でGKと1対1。
ボールのバウンドを合わせて伊東は浮かすもGKが阻止。

その後も決定力に欠けて3点目は奪えず試合終了。
日本2-0ミャンマー

シュート30本近くうって2得点。
日本は決定力に欠けたが、

しっかりと勝ち点3を獲得した。

ミャンマー戦選手採点&寸評

※採点は10点満点。6点が平均。0.5点刻みで採点
セルジオ越前(トラ)の独断と偏見による採点

GK 権田:6.0
後半9分のシュートはよく防いだ。
他にピンチはなく出番はなかった。

DF 酒井:6.5
積極的に攻撃参加して右サイド攻撃を活性。
攻守においてミャンマーを圧倒する。
後半41分の久保とのワンツーでも魅せた。

DF 冨安:6.5
ミャンマーのカウンター攻撃を許さない。
カバーリングがますます安定感がでてきた。
吉田より安定していると思う。

DF 吉田:6.0
前半29分のボレーシュートは惜しかった。
後半26分のロングフィードもよかった。
なによりチームキャプテンとして勝ち点3。
一安心しただろう

DF 長友:6.0
ワールドカップ2次予選初戦。
ベテランはいつも以上に声をだしてチームの気を引き締めた。
中島
との連携も運動量も問題ない。

MF 橋本:6.0
ミャンマーに隙をみせることなく動き回る。
セカンドボールによく反応した。
積極的にシュートもうつプレーもみせた。

MF 柴崎:6.0
パスをちらして攻撃のリズムを生む。
後半は久しぶりにシュートをした。
普段からもっとシュートを打っていいよ。

MF 堂安:6.0(65分OUT)
自分のシュートを防がれてもすぐに反応。
冷静にクロスをあげて南野のゴールを演出。
自身のゴールだけがたりなかった。

MF 中島:6.5(80分OUT)
MAN OF THE MATCH
先制点はコースからして見事なゴール。
日本の攻撃リズムを生んだ。
1点目のイメージが強く残ったのか、
その後のシュートをふかしたのは反省点。

MF 南野:6.0(75分OUT)
貴重な追加点を奪った。
大迫よりも前にいた時間が長かった。
だから、もう1点ほしかった。

FW 大迫:6.0
悪質なタックルに一瞬熱くなっていた。
それで冷静さを欠けたわけではないが、
シュートをはずしゴール奪えず。

チャンスメイクはいつも通りできていた。

MF 伊東:5.0(65分IN)
GKとの1対1の時になぜボールを待ったのか?
なぜシュートを浮かせようとしたの??
スピードは見せたが決定力は・・・。

FW 鈴木:5.5(75分IN)
大迫とツートップだったが、
これ練習したの?
遠慮気味にプレーしていた。
ゴールへの期待はうすかった。

MF 久保:6.0(80分IN)
ワールドカップ予選の日本代表最年少出場記録39年ぶり更新。
ボールタッチでチャンスメイクするもゴールはおあずけ。
どうせ出すならもっと時間がほしい。

監督 森保:6.0
アウェーで勝ち点3を獲得。
天候不良、グラウンド不良のなかで及第点。


ミャンマー戦評

わるかった点

  • シュート精度がひくい
  • 試合が進むにつれ集中力低下

森保監督はインタビューで少しキレていた?
そんな気がしたのだが、

2点目を決めるまでの試合展開はよかった。
3点目を狙いにいったがゴールならず。
ことごとくシュートをはずした。

そして久保ばかり聞いてくるインタビューにいらだったのか?

ミャンマーの守備陣の頑張りもあったが、
もう少しゴール枠内にシュートしないとね。
ゴールできないわな。。。

よかった点

  • 久保がワールドカップ予選日本代表最年少出場記録39年ぶり更新。
  • アウェーでしっかりと勝ち点3獲得
  • 大きなケガなく試合をおえた

久保がワールドカップ予選日本代表最年少出場記録39年ぶり更新。
久保が更新するまでの最年少記録保持者が風間八宏
元サンフレッチェ広島ゲームメーカー、
現名古屋グランパスの監督だ。

風間があらためてスゲー人だったんだな。と実感。
久保が目立つことで過去の記録保持者がフォーカスされる。
よいことだ。

久保には次回は金田さんがもつ日本代表最年少ゴールを更新してほしい。

さて、チームとして良かったことは、

強い雨。
湿度95%
芝状態も悪い。
アウェー。

このような悪条件のなかで勝ち点3を獲得。
大きなケガをすることなく試合を終えることができた。

大迫吉田は相手と接触して一瞬ヒヤッとする場面もあったが、
無事に終わってよかった。

4年前ロシアワールドカップアジア二次予選初戦。
シンガポール相手に引き分けで終わったことを考えたら及第点。

しかし格下ミャンマー相手にもっと点がほしかったのが本音だ。
次の試合に期待するとしよう。