先に結論をいうと、
今回コロンビア代表に負けた。
チャンスはつくったが決定力に欠けた日本。
選手採点で及第点はほとんどいない。
しかし、勉強になった強化試合だった。
コロンビア代表が日本観光ではなく、
強化試合として来たからだ。
コロンビア代表はケイロス監督が新しく就任。
ケイロス監督はアジアカップ時のイラン代表監督。
日本代表についてよく知っている。
コロンビア代表選手にとって、
ケイロス監督に実力をアピールしたい。
ロシアワールドカップのリベンジもできる。
といった今回の日本との試合。
ハメスロドリゲス、ファルカオ、ミナ主力が先発。
どのような試合になったか振り返ろう。
試合結果日本0-1コロンビア
後半19分:コロンビア・ファルカオ(PK)
コロンビア戦試合経過
コロンビアのフォーメーションは4-2-1-3
日本のフォーメーションは4-2-3-1
前半4分:ハメスロドリゲスが左のムリエルにパス。
ムリエルはゴール前に折り返す。
フリーで走り込んだビジャが右足で合わせる。
しかしシュートはクロスバーにはじかれる。
前半10分:ロングボールを鈴木がミナと競り合う。
おとしたのを堂安がつなぎ、南野がうける。
南野はドリブルしてペナルティエリア手前中央からシュート。
GKバルガスの好セーブでゴールならず。
前半19分:ビジャが佐々木を振り切り右からクロス。
こぼれたボールにファルカオが反応しヘディング。
これはGK東口がセーブ
前半21分:堂安がドリブルで切り込んでいく。
ペナルティエリア手前中央で左足でグラウンダーのシュート。ボールはゴール右外へはずれる。
前半37分:左サイドから中島が右足でクロス。
抜け出した鈴木がフリーでヘディング。
ボールをゴール枠の右へはずしてしまう。
前半0-0で終了。
後半3分:ペナルティエリア内の右で昌子がクリアし損なう。
拾ったパラシオスが折り返す。冨安がカットするも、
こぼれ球に素早く反応したのがファルカオ。
シュートするも枠をとらえることはできない。
後半18分:こぼれ球に反応したサパタがシュート。
ブロックにきた冨安の左肘に当たり、PKの判定。
後半19分:ファルカオがPKを決める。
日本0-1コロンビア
後半22分:ハメスの左CKの流れからサパタがシュート。右ポストを叩いたボールをムリエルが頭で押し込む。
しかしオフサイドの判定でゴールならず。
後半32分:日本の右CK。小林が左足でクロス。
動き直してミナを置き去りにした冨安がフリー。
ヘディングはボールをたたきつけすぎ。
GKバルガスにキャッチされる。
後半38分:ペナルティエリア手前左から中島が豪快なシュート。バーに当たってゴールならず。
後半47分:コロンビアが細かいパスワークをみせる。
ディアスがペナルティエリア手前中央から豪快な左足シュート。バーに当たってゴールならず。
後半47分:右サイドから中央へドリブルで切れ込んだ乾、グラウンダーのクロスをあげる。
クロスに反応した小林が意表をつくアウトサイドでシュート。
GKバルガスの正面。
試合終了:日本0-1コロンビア
コロンビア戦の日本フォーメーション
初招集の鈴木武蔵がスタメン。
中島と昌子の復帰組
65分に香川交代時に1トップは南野
79分に南野から鎌田が1トップ
というフォーメーションだった。
コロンビア戦の選手採点&寸評
※採点は10点満点。6点が平均。0.5点刻みで採点
セルジオ越前(トラ)の独断と偏見による採点
GK 東口:5.5
ピンチの多くはバーやオフサイドに助けられた。
PKはボールに触ったので止めたかった。
悪くもないが良くもない
DF 室屋:5.5
前半は効果的なオーバーラップをみせた。
後半はコロンビアの攻撃に後手になった。
守備対応とクロスの精度をあげていきたい。
DF 冨安:5.5
スピード面だけでなく、高さでも強さでも対応。
PKは仕方がないところもある。
後半32分はゴールを決めたかった。。。
DF 昌子:5.0
吉田不在のなかディフェンスラインを統率。
前半はよかったが後半はラインを修正できず失点。
クリアミス、パスミスなども多かった。
DF 佐々木:5.5
中島の分も左サイドの守備で奮闘。
1対1では強さを発揮していたが、
コロンビアが人数かけてきて対応できず。
MF 柴崎:5.5
吉田不在のためゲームキャプテン。
チームバランスをみてプレーをしていた。
少し積極性に欠けていた。
たまには強引さがほしい。
MF 山口:5.5
前半はポジショニングでコロンビアの攻撃を防ぐ。
後半はコロンビアの攻撃に右往左往していた。
攻撃時のビルドアップ面も課題
MF 堂安:5.5
シュートする意識は高いのだが、決定力がほしい。
後半存在が消えていたのもマイナス。
MF 中島:6.0
ドリブル、パス、シュートと積極的にプレー。
途中からコロンビアの激しいマークにあう。
それは日本のキーマンと認識されたから。
課題は決定力と守備面での連携。
MF 南野:5.0
前半9分はゴールならずもよかった。
ただ前半途中から存在感がなくなる。
前半途中から精彩を欠くのが数試合続いている。
FW 鈴木武蔵:5.5
屈強で高さのあるコロンビアセンターバックが相手
ボールの競り合い、動き回るなど精力的にプレー。
やや分が悪かったとはいえ、そこは及第点。
前半37分の決定機はゴール決めてほしかった。
MF 香川:5.5
ボールに積極的に絡んでいった。
香川はペナルティエリアで勝負するタイプ。
ペナルティエリアでよいパスはもらえず、
決定的な仕事はできなかった。
MF 乾:5.5
左でなく右サイドでプレー。
ボールがなかなかまわってこないなかった。
数少ないなかでチャンスメイクをしていた。
MF 小林:5.5
鎌田へのパスなど見せ場はつくった。
後半47分のシーンはゴールを決めたかった。
次戦はスタメンで見たい。
MF 鎌田:出場時間短いため採点なし
ディフェンスライン裏を狙うもオフサイド
もう少し長い時間プレーをみてみたい。
MF 安西:出場時間短いため採点なし
代表デビュー。出場時間が短すぎた
監督 森保:5.0
攻め方に変えたコロンビアに対して、
守備面でも攻撃面でも対応が後手になった。
おまけ
この試合のMVP
ゴールバー
日本代表もコロンビアもバーに当てすぎw
コロンビア戦戦評
わるかった点
- 決定力不足。
- ペナルティエリアの内で勝負できていない。
- 攻め方を変えた相手に対応できなかった。
- 悪い流れを変えることができない
よかった点
- シュートで攻撃が終わるシーンが多かった
- 粗削りだが鈴木武蔵は大迫の代役になりうる。
- 中島がはいったことでチャンスは多かった。
コロンビア戦の感想まとめ
アジアカップの時にいなかった中島がはいって、
コロンビア相手にチャンスメイクはできた。
前半コロンビアは中島のプレーに翻弄されていた。
その間に日本はゴールを決めたかった。
勢いがあるときはよい。
相手の流れになった時に変えるのができない。
勢いがある時にゴールを奪う!
そして
悪い流れの時にどう対応するか?
かが重要なことが再認識できた試合だった。
今日の試合で短い出場時間だった鎌田や安西。
小林は次の試合ではもっと長い時間みたいね。
次の試合でどのような試合を見せてくれるのか。
楽しみにしているよ。