【選手採点&戦評】キリンチャレンジカップ2019トリニダード・トバゴ戦

仕事の関係で試合途中からテレビ観戦。
途中から見てもたいくつな試合だった。
現地観戦したサポーターはもっと消化不良だっただろう。

トリニダード・トバゴはFIFAランキング93位である。
26位の日本よりだいぶ格下だ。

トリニダード・トバゴGKフィリップのプレーはすばらしかった。
それでも日本が無得点というのはさびしい。

コロンビアみたいな格上ならともかくね。
決定力不足はひどいものだ。

3月のボリビア戦から成長していない。
収穫が少ない試合だった。
どのような試合だったか振り返ろう。

試合結果日本0-0トリニダード・トバゴ

得点者なし

トリニダード・トバゴ戦の日本フォーメーション

キリンチャレンジカップ20190605トリニダード・トバゴ戦フォーメーション

森保監督になってはじめての3バック。
日本のフォーメーションは3-4-2-1。
試合前の予想とは違う形だった。

森保監督が得意なフォーメーション。
サンフレッチェ広島時代に採用していた。

トリニダード・トバゴ戦の選手採点&寸評

※採点は10点満点。6点が平均。0.5点刻みで採点
セルジオ越前(トラ)の独断と偏見による採点

GK シュミットダニエル:5.5
54分シュートはよく防いだ。
相手が攻めてこず出番はあまりなかった。

DF 冨安:6.0
スピードで相手カウンターに対応。
特に目立つことなく危なげなくプレー。
昌子に比べてスピードがあってよい。

DF 昌子:5.5
3バック中央でプレー。
最終ラインのコントロールは無難。
1対1での守備時の強さはよい。
スピード面では少し不安をおぼえた。

DF 畠中:5.5
ボリビア戦に続いてスタメン
1対1の守備は落ち着いていた。
ポジショニングはもっとあげてもよいかな。
柴崎や長友との連携をたかめたい。

DF 酒井宏:6.0(61分OUT)
右ウィングバックとして存在感を発揮。
相手がひき気味のため積極的に攻撃参加。
前半の大迫へのクロスは絶妙だった。
中にはいるプレーが増えたらなお良し。

DF 長友:5.5(79分OUT)
左ウィングバックでも豊富な運動量を披露。
「ロナウドだったら何点決めているんだ」
と代表チームに喝をいれた。
しかしそれはFWだけが原因ではない。
長友のクロスにも工夫がほしい。

MF 柴崎:5.5
パスを効果的にちらしてはいた。
相手の脅威となるプレーではなかった。
相手に怖さをあたえるようなプレーを!

MF 守田:5.5(61分OUT)
セカンドボールをひろって味方につなぐ。
ただ攻撃アイデアがとぼしい。

縦パス!ミドルシュート!
ドリブルで仕掛ける、攻撃の意識を!

MF 堂安:5.5(71分OUT)
27分はゴールを決めたかった。
狭いところに向かってプレーしていた印象。
もっと動いてプレーしたい。

MF 中島:6.0(71分OUT)
ドリブル、フリーキックで盛り上げる。
今度はゴールを決めてくれ!
ゴールだけがたらない!!

FW 大迫:5.5
動き出しやポストプレーはよい。
決定機もあっただけにくやしい。
ゴールがみたかった。

DF 室屋:5.5(61分IN)
高めにポジションをとり、チャンスメイク。
連携をたかめていきたい。
まだまだ酒井宏の壁は厚い。

MF 小林:5.5(61分IN)
縦パス、終了間際のミドル。
前への向かっていく意識はよい。
ただ周りと合っていない。
攻撃の軸にはなれなかった。

MF 南野:5.5(71分IN)
前へ向かう姿勢、動き出しはよい。
相変わらず最後の詰めが・・・。
シュート精度を高めたい。

MF 伊東:5.0(71分IN)
最後の決定機は決めたかった。
スピードを生かす場面も少なかった。
試合の流れを変えるジョーカーとして不発。

MF 原口:6.0(79分IN)
周りを鼓舞するように前に仕掛ける。
守備は全力でプレスをかける姿勢がよい。
左ウィングバックとしてよいかも。

監督 森保:5.0
3-4-2-1を試すことができた点はよい。
システムが変わってもスタメンは固定。

その点はマイナス。
Jリーグの日程が関係あったとはいえ、
新しい組み合わせを試すべきでは?

この試合のMVPは該当者なし
中島もよくてもゴール決めれなかった。
強いてあげるならば、よくシュートを防いだトリニダード・トバゴGKフィリップ
それか、ベンチ外でも存在感があった久保

トリニダード・トバゴ戦戦評

わるかった点

  • 攻撃の形がみえない
  • 攻撃へのアイデア不足
  • 攻撃の迫力がまったくない
  • 見慣れた選手起用

1トップ大迫にクロスをあげてもはじかれる。
セカンドボールをひろってサイド展開。
またクロスを大迫に合わせようとする。

攻撃がワンパターン
相手にとって守りやすかっただろう。

大迫の近くに中島堂安がいたら・・・
3バックの攻撃参加があれば・・・
ボランチ柴崎と守田が攻撃参加・・・。

伊東を右ウィングバック起用する。
香川と中島の同時起用を試す。

試行錯誤が見えなかったのが残念だ。

よかった点

  • 3-4-2-1システムをためしてみた点

3バックを試合でためした。
新システム試しただけかな。

あまりに良い点がない試合だった。

トリニダード・トバゴ戦のまとめ

収穫はほとんどない。

森保監督の得意な3-4-2-1システム。
試合中に修正していたとは思えない。
選手の個人技まかせ。

どういう試合でも勝つ。
どんな形でもゴールを決める。
という気持ちは伝わらなった。

バリエーションを増やして成長する!
というのも伝わらなかった。

試合を見終わってモヤモヤした気持ちである。
次はこのような試合は見たくない。
がんばってほしい。

次は久保と大迫と中山を起用してほしいね。